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宝石の種類
スファレライト
ギリシャ語の「sphaleros」が由来になっており、「まぎらわしい」という意味があります。これはスファレライトの結晶や見た目が方鉛鉱という鉱物と似ており、同じ場所から産出される為、そう呼ばれるようになりました。
和名では閃亜鉛鉱と呼び、褐色や琥珀色、黒色をしています。含まれる成分の割合によって色が変わり、カドミウムの含有率が高いと赤い色が濃くなり、鉄の含有量が多くなると、黒や茶色が濃くなる傾向があります。
中でも黒色が濃いスファレライトは、「ブラックジャック」と呼ばれています。
透明度が高く、美しいものはクライオフェンと呼ばれ、人気が高いです。スファレライトはモース硬度が3.5~4.0と低いですが、2.37の高い屈折率を持っており、キラキラと輝く宝石で、透明度が高いものだとファイアが見られることもあります。