カテゴリー:
宝石の種類
スピネル
スピネルグループの鉱物で、語源はラテン語で「棘」を意味する spina に由来しています。
スピネルは、風化した大理石から生成された沖積鉱床から採鉱され、無色または半透明のカラーで、赤色系から青色系、紫色系、緑色、オレンジ色、褐色、黒色など様々なカラーが存在していますが、黄色は天然で産出されることはありません。
名前もカラーによって変わり、赤からピンク色のアヤナスピネルや赤オレンジ色のフレームスピネルなどがあります。
スピネルの中でもミャンマー産のレッドスピネルは非常に綺麗な色合いで人気が高く、希少価値も高いです。レッドスピネルはルビーによく似ていて、それはどちらも深紅色の原因になっているのがクロムという成分であるからです。
また、採掘される場所がルビーなどを構成する鉱物のコランダム鉱床の近くにあるのもルビーに似ているひとつの理由です。